メジャーサイトがIE6切り捨て開始 #Die6

サーバサードのプログラミングだけをやっていると「IE6なんて無視でいいじゃん」と思っちゃうかもしれませんが、UIとかXHTML/CSSコーディン グとかやっていると、IE6のために膨大な労力を払う必要が生じます。自分は正しいXHTMLを書いているのに、IE6で動いてくれない。当たり前、だっ てIE6はそのレギュレーションができる以前のだから、理解できっこないもの。無理やりハックするとか、IE6のための別ファイルを用意するとか、そんな 無駄なことにどれだけ時間をかけていることか。

「IE6なんて無視でOK」

この一言を、クライアントが言ってくれた ら… 私含め、ウェブ製作者の多くは、Webの未来をないがしろにし、技術の進歩を遅らせてまで、クライアントを満足させるほうに動かざるを得ないこ とが多々あります。心の中では「F**K IE6!!」と思いつつも、直接お金を払ってくれるクライアントを優先してる。でも、それも、そろそろ終わりかも。

ちょっと前に、EU が、EU諸国で今後発売するコンピュータでは、ウェブブラウザをユーザがダウンロードしなきゃいけないようにする、というようなのを決めた。そして今、多 くのメジャーサイト(たとえばDigg、Facebook、YouTubeなど)がIE6切捨てのアナウンスを始めた。

ちなみに、このブ ログのIE6ユーザは18%ほど。ところが、某サイトでは、42%。驚くべきことに、IE5.5以下のユーザもわずかだが存在する。この人たちは、この8 年間の間にどれだけウェブの技術が変わったか、まったく実感することなく、むしろ見られないサイトが増えていっていることに気づいているんだろうか。たぶ んそれでもストレスを感じないだけなんだろうけれど。

ユーザビリティを考えたときに、アクセスできないユーザを極力減らそうとする。で も、IE6ユーザのユーザ体験を減らさないために、モダンブラウザユーザが本来享受できるいろいろな新しい技術を無視していいのだろうか? それって、何 というか逆差別というか、弱者を強調して恐喝するようなもんな気がする。災害時に医療従事者が治療対象者を選択するように(重篤だから治療が受けられるの ではなくて、死にそうなひとはやっても無駄だから、助かりそうな人を優先する、なんていうんだっけこれ)、IE6ユーザを切り捨てていってもいいのではな いか、とさえ思っている。

ウェブサイト運営者がIE6にこだわっている限り、現在すでにあるもの、あるいは今後出てくる新しい技術に付い ていかれない、「超時代遅れなサイト」を運営することになる。IE6ユーザだけは違和感を感じないだろうけれど、それ以外のブラウザのユーザがそのサイト に訪れたときに「なんか古くさーい、だっせー」と思われてしまっても仕方ない。それだけならいいけれど、モダンブラウザユーザに対するユーザエクスペリエ ンスの貧弱さは罪にさえなりかねない。

それからIE6のバグの為に、スタッフの労力を費やすというのは、直接お金をくれるクライアントに 対しては真摯であるかもしれないが、ウェブの進化を遅らせる要因であるのは間違いない。日々IE6バグ対策をやっていると、スタッフのモチベーションが下 がる。どんどん進化する技術を学ぶ時間削られ、生産的な行為をしているという充実感(コーダー、プログラマには必須なもの)が感じられない。自社のスタッ フの8時間の労働時間内に、IE6ハックを勉強してもらうより、HTML5を勉強してもらうほうが、本人のモチベーションも技術力も上がり、ひいては会社 のプラスになる。IE6ハックは、モダンブラウザが出てきたばかりときには必須の技術だったけれど、今それを習得しても、未来はない。

と、いうことで、IE6のお葬式を計画中です(話し飛びすぎ)。テーマは「The funeral of IE6…, HTML5/CSS3 workshop!」。タグは#Die6! くわしくはこちら >>> #Webcamp – HTML5/CSS WORKSHOP && Funeral of IE6 #Die6

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