Dive into the archives.
- ポール・ホフマン『放浪の天才数学者エルデシュ』を読んだ
オリジナルのタイトルがいい。
The Man Who Loved Only Numbers
尊敬すべき天才かつ狂人の童貞の放浪の数学者の話。ある日突然現れて『きみの頭は営業中かね?』なんて、すてきな登場のしかた。
「エ [...]
- 茨木のり子『おんなのことば』を読んだ
かつて、母が贈ってくれた詩が、冒頭に入っていた。
『自分の感受性くらい』という詩だ。
この詩がひどく好きで、というのも、我とわが身を省みたときに、この詩を思い出すのだ。自分の感受性くらい、自分で守れ、ばかものよ、と。き [...]
- ガルシア・マルケス『コレラ時代の愛』を読んだ
装丁がとても素敵。カバーのデザインも素敵だし、カバーをはずした裸の本も素敵。手触りも好き。
ガルシア・マルケスは『予告された殺人の記録』でハマリ、『エレンディラ』を読み、これが3冊目。
『予告された殺人の記録』ではまっ [...]
- ボリス・ヴィアン『日々の泡』を読んだ
以前この話を読んだことがあったのだろうか、それも、すごくすごく、遠い昔。
少なくとも中学生くらいの頃から「あの、綺麗な女の子の肺に睡蓮の花が咲く話はなんだっけ?」と思い出そうとしていた。たぶん、小さな頃に読んだか聞いた [...]
- 澁澤龍彦『言葉の標本函 天使から怪物まで』を読んだ
いつも澁澤龍彦の既読の本を読み返すばかりだったのだけれど、久しぶりに読んだことのない本を読んだ。「言葉の標本函」シリーズの最終のもの。もちろんアンソロジー。
澁澤龍彦のアンソロジーは、ある意味「自分の好みにあうもの探し [...]
- 山田風太郎の『人間臨終図巻Ⅰ』を読んだ
偉業を成し遂げた人だけではなく、犯罪者や知識人等幅広 く取り上げられている。
死んだ年齢順に、どうやって死んでいったのかを短くまとめた文章が続く。読んでいて驚くことに、自分の中でもっとずっと年寄りだと思っていた人が、か [...]
- レーオポルト・フォン ザッヘル=マゾッホ『残酷な女たち』を読んだ
マゾヒズムの語源となったマゾッホ。でも、「マゾヒズム」の語源となったお話はまだ読んでいない。初マゾッホ。
結構かなり好き。自分はSかMかといったら絶対Mだよな、と思っていたけれど、なんかこれで確信(とはいえ別にMとして [...]
- バタイユ『マダム・エドワルダ/目玉の話』を読んだ
思ったよりさらっと読めてしまった。そして、思ったほど衝撃を受けなかった。変態であることは確かなんだけれども。
『マダム・エドワルダ』は、なんとも映像的。狂気とエロティシズム、沈黙、闇、死。白い絹のストッキングに仮面舞踏 [...]
- ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』を再読した
自分の記憶力の悪さに辟易。
この本は、たぶん高校生くらいのころに読んだ(しかも自分で買った)のに、読み始めてから新たに感じ入ってしまう部分だらけ。たぶん、あのころのわたしには理解の範疇を超えたものだったに違いない。目は [...]
- 澁澤龍彦の『唐草物語』を読み返し
電車の中で読む新しい本がなかったので、本棚から引っ張り出して読み返し中。
蹴鞠の話が好きだ。空飛ぶ大納言、だったか。
澁澤龍彦の、この何かに付いて書いているエッセイのようなものが途中から物語に摩り替わっていく感じがなん [...]
- ガルシア・マルケスの『エレンディラ』を読んだ
『予告された殺人の記録』でカンペキにハマッたガルシア・マルケス2冊目。短編集なのだけれど、本のタイトルにもなっているエレンディラの話が良い。エレンディラと祖母のキャラバン。
それから、海から薔薇の匂いがする話も好きだ。 [...]
- ガルシア・マルケスの『予告された殺人の記録』を読んだ
久々のヒット。
初ガルシア・マルケス。
構成の美、翻訳の美。
とても端正でありながら、生々しさもある。
サンティアゴ・ナサールが自分のお腹からぶら下がっている腸に付いている砂を気にしてゆすって落とすとか、そういうディテー [...]



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